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Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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バレエ『Three of kind』 in Birimingham
ロンドンのロイヤルオペラハウスでは、オペラだけでなくバレエも上演中。
2月といえばシーズン真っ只中です。
今回はバレエをバーミンガムで観ることにしました。

バーミンガム•ロイヤルバレエ団の芸術監督であるデヴィッド•ヴィントレー氏は、新国立劇場バレエ団の芸術監督でもあります。
このバレエ団からゲストダンサーが招かれることも、また新国立のダンサーが向こうに加わることもあります。
新国立バレエファンとしてはバーミンガムロイヤルバレエ団は、イギリスへ行くとなるとかなり気になる存在でした。

イギリスの中央に位置するバーミンガムまで、ロンドンから特急で一時間半。
航空会社で有名なヴァージンアトランティック系列の鉄道会社が、特急を走らせています。
(鉄道会社の公式サイトはこちら


日帰りで観光も兼ねて計画を立て、早々に土曜日の昼公演を取って、キャストの発表を楽しみに待ちました。


このバレエ団には日本人キャストが数名在籍しています。
日本で観たことがあるのは、新国立にゲスト出演したこともある佐久間奈緒さん、そして昨シーズンまで新国立に在籍していた厚地康雄さん
キャストが発表されると、観劇の回に厚地さんの名前を見つけました。
なんだか自分の知り合いが出ているようで、嬉しい気持ちです。



バーミンガム•ニューストリート駅から徒歩5分のところにBirmingham Hippodrome劇場があります。
近代的な建物ですが、写真のように劇場内は張り出しのバルコニー席を備えたクラシカルな雰囲気です。
舞台の広さ、そして客席との距離は、新国立の中劇場といった感じでしょうか。
公演のタイトルは『Three of kind』。
短編3作品のオムニバス形式での上演です。(バレエ団公式サイトより、公演の詳細はこちら

一番目の作品は、『Card Game』。
ダンサーはトランプのカードに扮して、それぞれのカードの持つ力でコミュニケーションを取っています。
ダンスの良いところは、言葉を超えて物語が伝わること。
フルハウス、セブンブリッジなどなど、カード自らが動き、時には作戦の勝ち負けの心境を語るような表情も見せています。
そこにジョーカーが絡んでの一騒動。

ところが次の演目は、冒頭からセリフ仕立ての作品でした。その作品は『Slaughter on Tenth Avenue』。
衣装から、20世紀初頭のギャングが絡む物語であることが察せられます。
ギャング役らしいキャストの一人が、客席のボックス席に座りました。もうそれだけでワクワクしてきます。
一人、二人とギャングの抗争で命を落とすうちに、終盤、あのギャングがついに舞台で踊る男に拳銃の狙いをつけました。
どうやら男が今踊っている曲の終わりが、引き金を引く合図のよう。
それに気付いた男はエンディングを長引かせようと、オケピも巻き込み何度も何度も繰り返し躍り続けて大奮闘。
レトロでロマンチックな雰囲気に、そして動作の全てがダンスに通じる作品に、すっかり心を奪われてしまいました。

そして最後の演目は、これまた心憎い演出の『Elite Syncopations』。
バンドは舞台のセンター後方に、その前に複数の男女のペアが、舞台を取り囲むように立っています。そしてセットは•••無いどころか、舞台の構造をそのまま見せてくれています。
はるばるバーミンガムの初めての劇場に来て、バックステージツアーに参加したような、劇場を丸ごと知ったようで親近感がわきました。
ここでは次々とダンサーが各々の技量を披露していきます。
言葉を発しないものの顔の表情が豊かで、何を言いたいのか、わかるところも面白い作品です。

日本人ダンサーの厚地さん。
Card Game』で彼が扮したのはハートの6。ハートのカード同士のコンビネーションで、息の合ったダンスを見せてくれました。
長身の彼は、バーミンガムのキャストの中でも背が高く、ひときわ目を引きます。3番目の『Elite Syncopations』での彼の役割は「伊達男」、というところでしょうか。
ペアを組む彼女を狙う男性などものともせずに、その容姿からくる自信ゆえか、勝ち誇った顔をしていともたやすく彼女を奪いかえすのです。
大胆な演技と伸びやかなダンスの格好いいこと。
もっともっと色々な役を観てみたい、という期待は次の機会にとっておくことにしましょう。

さて、4月に新国立のオペラパレスで上演されるファスター』『カルミナ•ブラーナの2本立。
新国立バレエ団ダンサーの他に、ゲストダンサーが出演する日程もあります。
そのゲストは、2番目の作品『Slaughter on Tenth Avenue』で、ギャングに狙われる男を演じたTyrone Singleton
ファスター』では、バーミンガムでプリンシパルの彼が、新国立バレエ団プリンシパルの本島美和さんとペアを組みます。⇇発表された当初から、配役に変更がありました。
※最新の配役については新国立劇場のサイトで。

(Birmingham Hippodrome劇場にて)

♦Credits♦
『Card Game』
Music Igor Stravinsky
Choregraphy John Cranko
Libretto adapted by John Cranko
Designs Dorothee Zippel
Lighting Peter Teigen

『Slaughter on Tenth Avenue』
Music Richard Rodgers
Choreography George Balanchine
Design Kate Ford
Lighting Johnny Westall-Eyre

『Elite Syncopations』
Music Scott Joplin
Choreography Kenneth MacMillan
Design Ian Spurling
Lighting John B. Read

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テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術

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