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Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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てがみ座『地を渡る舟』(11/20-24)
てがみ座地を渡る舟演劇ユニットてがみ座、第9回公演。
脚本の長田育恵。
彼女の作品を今年に入ってから観たのは、
◆ミュージカル「by the sea~波のかなたへウラの歌~」(脚本・作詞)
 劇団:演劇ユニット てがみ座×イッツフォーリーズ、演出:坂口阿紀
◆「凪の樹海」(脚本)
 演出:藤原新平(文学座)
その他にも
◆「祝女 シーズン3」(NHK)などの仕事をされていることから、実に多彩で多才な人物だとお見受けしました。

そして彼女が主宰するてがみ座公演は、今回が初見です。

さて、てがみ座の『地を渡る舟』(公式サイトはこちら)、主人公は実在した旅する民俗学者の宮本常一。
日本列島を隈なく歩いた学者としての彼の信念は、戦前、戦中、戦後を通して職務以上に人々に影響を与えました。
この作品では、実業家・銀行家として知られた渋沢敬三が東京の自宅の物置小屋に作った「アチックミューゼアム」が舞台となっています。
そこに集う志のある研究者たち、そしてそこには渋沢のもう一つの顔がありました。
渋沢が瀬戸内で教師をする宮本を招聘したことから、宮本の人生ばかりでなくそこに集う彼らの意志が大きく動き出しました。
戦争に翻弄されながらも、尊い志の下、ミューゼアムは守られていきます。
そして迎えた終戦の時。
日銀の副総裁にまでなった渋沢にとって、ミューゼアムは彼の生きる道そのものであることを痛感しました。

渋沢敬三(青山 勝)の想いを足で実践してきた宮本常一(古河耕史)。
彼らの志を「文字による方舟」になぞらえ、その陰にあるそれぞれの妻たちの大きな決心と想い。
脚本の長田育恵は、そこのところもしっかりと描いています。
彼女たちの守るべき家と子ども。
そんな大きな犠牲を払ってでも遂げる志であること、アチックミューゼアムに並ぶ資料の一つ一つが語るものについて考えずにはいられませんでした。

さて、この作品中、真っ直ぐに生きる宮本常一を演じる古河耕史。
役の内面を観客に伝える力のある俳優です。

演出・扇田 拓也、脚本・長田 育恵
舞台美術・杉山 至+鴉屋、音響・笠木健司、照明・シバタユキエ・木藤 歩、衣裳・阿部 美千代

渋沢敬三没後50年企画展 8/25-11/24(案内が劇場の折込チラシに入っています)
渋沢敬三記念事業「屋根裏部屋の博物館」9/19-12/3(案内が劇場の折込チラシに入っています)

(東京芸術劇場 シアターウエストにて)

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