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Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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一人芝居『いさかい』(6/12-14)
いさかいマリヴォー『いさかい』

平家物語』を、明瞭な声で聴かせるのが魅力の金子あいさんが、フランスの古典文学を一人芝居で。
金子あいさんのブログから、ストーリーを紹介しましょう。

●ストーリー
この世の恋愛において、最初に「不実」を行うのは男か?女か? 宮廷で起きたその論争の真相を確かめるため、ある王侯が19年前に実験を行った。それは生まれた ばかりの男女4人の子どもエグレアゾールアディーヌメスランを社会から隔離し、人里離れた「こ の家」で4人別々に育てるというもの。今なお彼らは決してお互い顔を合わせぬよう、定められた敷地 から外へ出られない。彼らの知り合いは唯一自分たちを育て、面倒を見ている黒人のメスルーカリーズだけ。19年後の今日、はじめて成人した彼らが2人の異性と1人の同性に出会う。世界のはじまり、 最初の恋愛の再現。果たして文明に汚染されていない彼らに何が起こるのか?


1744年に書かれた戯曲だそうで、古典ですが作品に発想の面白さを感じます。
人権うんぬんありそうですが、その時代だから許される実験、と思って私たちは観るでしょう。
ストーリーにもある登場人物の他、実験を発案した王子と、それを見せられる恋人のエルミアンヌも登場します。
計8名の登場人物を一人芝居として成立するよう構成し直したということで、上演時間は約一時間、理解し易くなっていました。
今回は、4人の子どもの中でもエグレという女の子を中心に描かれているので、私たち観客も彼女目線で初めて出会う人々の感触を味わいました。
いさかい-初めて鏡をみて感動するエグレ
面倒を見てくれるメスルーカリーズの顔は知っていても、鏡すら見たことのないエグレ
19歳という果実が熟し始めた美しい時期に、流れる小川に自身の顔を見てうっとりとする彼女。
ずっと自分の顔を見ていたいと鏡を所望するのですが、演じる金子あいの表情に説得力があります。(右の写真は稽古中ですが、初めて鏡を見て感動するエグレ。撮影は演奏の永田砂知子さん)

19歳をとっくに過ぎた自分からすれば、その様はとっても羨ましくあるのですが、19歳の登場人物が皆、他人よりも自分が美しいと思い始めるあたり、その真剣さがコメディなのだと。
まさに「いさかい」の語源を見たような想いでした。
対面に設えられた客席に、登場人物が挑む実験を一緒に覗き見ている気持ちで。

音楽の永田砂知子さんは、ピアノの他にも、様々な打楽器を演奏します。
(波紋音奏者で有名な永田砂知子さんの公式サイトはこちら。)
音楽が様々な登場人物の気配を感じさせてくれました。

※舞台写真は金子あいさんのブログ舞台写真満載!「いさかい」公演を終えて)に掲載されています。

art unit ai+ 実験公演
マリヴォー「いさかい」
La dispute de Marivaux

原作・マリヴォー、訳・井村順一、テキスト・レジ:金子あい
構成・演出・出演・金子あい、音楽・演奏・永田砂知子
美術・トクマスヒロミ、照明・横原由祐

絵空箱にて)

★☆★
昨年、4月と12月に上演された『平家物語』vol.1、vol.2が、DVDになっていました。
詳細は、こちら
静寂の中に響く声と波紋音。光と影が美しい舞台でした。
★☆★

【主催】art unit ai+
☆「いさかい」を収録。
新マリヴォー戯曲集〈1〉

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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

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