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Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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コクーン歌舞伎『桜姫』(7/-30)
2005年6月コクーン歌舞伎を初めて観た時の新鮮な衝撃は忘れられません。
それは今でも変わりませんが、今回は演出のみならず、役者の成長ぶりが楽しみに加わりました。

今回の桜姫中村七之助
左の掌が生まれつき開かないために縁談を破談にされた虚しさ、
盗賊に体を奪われ、子を産み落とすに至った悲しさ、
その男が忘れられない女の憐れな性、
姫という身分でありながら、彼女の身の上に次々と降りかかる災難とも言える出来事にも、世間を知らないが故に受け入れられる強さを感じました。

この『桜姫』は、先月は現代版としてキャストもほぼ入れ替えて上演されていました。

桜姫』の原作は、四世鶴屋南北
クドクドとした説明よりも、こうであった、そうなったと、舞台の上の情景を観客の方に受け入れられる土壌があるのが、歌舞伎作品の利点であり魅力なのでしょう。
客席が、桜姫の波乱に満ちた境遇を、驚きとともに楽しんでいる感がありました。
無意識のうちにそうあるものだと受け入れていたようです。

だからといって串田演出は、観客の理解に甘んじてはいません。
桜姫が、自身が置かれた境遇の中でどんな心持ちでいるのか、その様子を案じずにはいらませんでした。
世間知らずのお姫様が、最後に事の発端と全てを悟った時の描写が秀逸です。
どんな姿をしていようと、武家のお姫様としての性根がそこにあったことを思い知らされました。

演じる七之助の、桜姫が果たす役割が終わった後の無表情なその様は、観ているだけで涙を誘いました。
役の内面を捉えて役を生きる、成長した役者の姿を頼もしく見せてもらいました。

演出・串田和美、美術・松井るみ、照明・齋藤茂男、作調・田中傳左衛門、音響・市来邦比古

※作品の詳細は、Bunkamuraのサイトで。

(シアターコクーンにて)
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