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Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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團菊祭五月大歌舞伎(5/1-25)
昭和11年に、九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎の偉業を称える催しとして始まった『團菊祭』が、三年ぶりに行われます。(筋書きより)
勘三郎の襲名披露公演がきっかけで見始めた歌舞伎でしたが、通い続けて一年が経ちました。
古くは大衆演劇だったとはいえ、日本の伝統芸能は奥が深く、毎回、舞台の工夫と様式美について驚かされることばかり。次へ次へとどんどん観たくなる、観客を飽きさせない趣向が、歌舞伎の舞台にはあります。

さて、話を戻します。昼の部は『江戸の夕映』『雷船頭』『歌舞伎十八番の内 外郎売』『権三と助十』。
最初の演目『江戸の夕映』、あと一カ月で江戸から東京に変わろうとする頃、庶民の生活も少しずつ変化を強いられてきています。
松緑と菊之助、海老蔵と松也の演じる二組の粋で若いカップルが、時代の流れに身を任せるのか、または自身の意志を貫く道を選ぶのか、葛藤しながら生きる姿がそこにあります。そして旗本の家が、この時代をどう生きていたのかということも。
はつらつとした、かわいい舟宿の娘のお蝶には、名子役から成長して中学生になった尾上右近が扮し、舞台に華やかさを添えていました。

次の『雷船頭』は、松緑が船頭を、右近が雷に扮する踊りです。
雲から足をすべらせて地上に落ちて来た雷の子を捕まえようとする船頭の陽気な踊り。
船頭が雷の子を油断させようと、おかめの面をつけて女の振りの踊りをする場面では、雷の子も一緒に女の振りを。このように立ち役(男の役)が、舞台の上で女の身振りをすることを「ワルミ」と言うのだそうです。(イヤホンガイドより)。
歌舞伎には様々な形が存在するのだと改めて感心しました。

続いて『外郎売』は、昨年、海老蔵の襲名披露の地方公演後に治療に専念していた團十郎の完全復帰祝いの演目です。
外郎売に扮した、実は曽我五郎が、外郎の効能を述べる口上があります。
この口上は、俳優を志すものが最初に学ぶ、いろはの「い」のようなもので、1600字におよぶ台詞の早口言葉を、滑舌良く言うのがポイントです。
「早口での言い立て」というこの名場面を、はっきりと、抑揚をつけて述べる團十郎に、歌舞伎の出し物としての存在感を感じました。

最後は『権三と助十』です。
江戸の裏長屋が舞台です。かご担ぎの権三(菊五郎)と助十(三津五郎)をはじめ、家主(左團次)と店子の人情ある物語です。江戸庶民の情緒溢れる人間関係を堪能しました。
「井戸替え」という、井戸を洗うための作業に、長屋の住民が総動員で協力する様は、とても面白いものです。この時代には、老若男女が一緒にできる日常の行事があったのですね。

團菊祭、夜の部も楽しみです。

(歌舞伎座にて)
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