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kangekinocafe

Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
『パンラが野毛にやって来た★GA~!GA~!GA~!』(4/24-29)
毎度注目の、横浜を拠点に活動している劇団studio salt(スタジオソルト)。
第13回公演は、下北沢に進出です。

地域密着型小規模動物園に世界的に大人気な珍獣パンラがやって来ました。
各セクションの飼育係が集められ、チームを組んでパンラの飼育&広報活動に頭と身体を使って大奮闘。
その様が描かれています。

運営が厳しい現状で、全員が知名度のある動物の受け入れに賛成というわけではありませんが、「チーム」に始まる人間関係を動物園で垣間見る、その視点が洒落ています。
今回は、初のゆるっとしたコメディーだそうですが、コンプレックスや自然界の摂理を唱える辛口の現実にも目を向けた、studio salt(スタジオソルト)らしい作品に仕上がっていました。
人間だって動物だ。
短編映画にしても面白そうです。

いつもながら、折込のプログラムに書かれる作・演出家の「ご挨拶」は、痛いくらいに現実を見据えています。
そんな彼女が作り出す作品には、嘘がない、と思うのです。

作・演出・椎名泉水、舞台美術・小林奈月

※公演の詳細は、studio saltのサイトで。
 
※舞台裏や、日々の活動がUPされている「塩日記

(下北沢 OFF・OFFシアターにて)

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『御名残四月大歌舞伎』一部二部三部(4/2-28)
御名残四月大歌舞伎』ですから、第一部、第二部ともに見逃すわけにはいきません。
第一部
御名残木挽闇争(おなごりこびきのだんまり)』では、花形と呼ばれている若手の役者が揃って中心となって登場する華やかな演目です。
登場する役名はお馴染みのものですが、内容が歌舞伎座の新築に係わるものであるところが、歌舞伎らしいと思いました。
だんまりでは、闇の中、大切なものが人から人へと持ち主を変えて渡っていきます。
ここで渡ったものは、新しい歌舞伎座の設計図。
一同は、三年後に再びこの地で会うことを約束して去っていくのでした。

熊谷陣屋(くまがいじんや)」
繰り返しよく上演される名作です。
随分前になりますが、歌舞伎通のえびす組のコンスタンツェに、歌舞伎を昼夜どちらかを観たいけれどどうしたらいいか相談したところ、「熊谷陣屋」のある方だと薦められたことがありました。
そのおかげもあって、努めてこの作品を観るようにしていました。
今回の熊谷次郎直実は、中村吉右衛門
熊谷と同様に、藤の方熊谷の妻 相模の役どころも気になります。
歌舞伎のレパートリーシステムならではの、初心者にとっては配役の違いも楽しんでいます。

連獅子(れんじし)」
この演目も、様々な役者の組み合わせで観てきました。
獅子の親子の舞踊なので、親子など血縁関係にある役者で見ることが多い作品です。
今回は中村勘三郎勘太郎七之助親子による舞ですが、さすが中村屋
獅子の精となってからの毛を振る場面では、息がぴったり合うのは当たり前、どこで呼吸を合わせているのか次第に早くなっても乱れることはありません。
これぞ技、これぞ芸を見せ付けられて、客席からは何度も何度も大きな拍手を送りました。

第二部
先月に引き続いて「菅原伝授手習鑑」の四段目の「寺子屋(てらこや)」から始まります。
こちらの作品も、何度観たことでしょう。
主従の忠義に、親子の情、この深い物語は、観るごとに観客に新たな発見を促します。

三人吉三巴白浪(さんにんきちざともえのしらなみ)」
お嬢吉三、お坊吉三、和尚吉三、三人が出会い、義兄弟の契りを交わす有名な場面。
今回はそれぞれ尾上菊五郎中村吉右衛門市川團十郎と、なかなか見られない役者が揃いました。
それぞれが表の顔、本性、そして契りを交わすに至る変化を見るのも興味深い。
円熟した役者が綴る名場面を堪能しました。

そしてもう一度第三部
実録先代萩(じつろくせんだいはぎ)」
初日に観た第三部は、3階席からでしたが、今回は1階席から役者の表情を楽しみます。
浅岡の息子の千代松と主君の亀千代が初めて出会う場面となりますが、子役の堂々とした態度により時には笑いと涙を誘いました。
亀千代に扮する片岡千之助は、片岡仁左衛門の孫で現在10歳。
仁左衛門も『女殺油地獄』の与平を、将来は千之助に教えたいという話しも聞かれます。
その日が待ち遠しいと思わせる千之助、新しい歌舞伎座へと期待が膨らみます。

助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の茶屋廻りの金棒引きの音で始まる場面はワクワクしますね。
満を持して揚巻の登場。扮する坂東玉三郎の眩いばかりの美しさ。
そして隅から隅まで歌舞伎座さよなら公演最後の演目ならではの豪華な配役です。
歌舞伎ではちょっとした出番にも大きな俳優がつくことをご馳走と言います。
片岡仁左衛門に続いて、中村勘三郎の登場に、客席は沸き、役者もそれに応える日々のアドリブが楽しいお役柄。
昔からその時代の流行を語るのだそうで、助六の團十郎や白酒売の菊五郎に向かって、今旬な話題で観客を笑わせてくれました。
千穐楽には一体どんな大騒ぎになるのでしょう!!!
江戸時代の洒落た風習に感謝しつつ、帰りには名残惜しく歌舞伎座の写真を撮りまくったのでした。

※公演詳細は、歌舞伎公式ウェブサイトで

(歌舞伎座にて)
「久保田万太郎の世界」第八回公演(4/21-25)
文学座有志による自主企画公演は、いつも贅沢なキャストと演出を堪能しています。

久保田万太郎の世界は久しぶりの観劇となりましたが、初回の勉強会と称していた頃が平成15年。
アトリエの隣にあるモリヤという木造の稽古場で上演されました。

翌年から自主企画公演としてサイスタジオコモネAスタジオに場所を移し、毎年上演が重ねられ、今回はかつてモリヤのあった場所に建設された新モリヤビル一階での上演です。

初回に観た『十三夜』『』では、稽古場に設えられた狭い舞台ながら、しっとりとした和服姿の俳優の所作、古風な台詞回しの確かさに、唸りました。
翻訳劇や現代の作品での生き生きとした俳優の芝居も魅力的ですが、和服で登場する日本文学の世界は、この文学座においては格別です。

今回上演されるのは『三の酉』(脚色は演出も担当する黒木仁)、『夜長』。
三の酉』は、料亭での芸者と馴染みの客の会話が中心となる短編です。
芸者となった彼女の人生を垣間見るような、大人二人の会話にしみじみと聞き入りました。

『夜長』は、ただただ面白い。
ある長い一夜の物語、作品にぴったりの役者が揃っている、贅沢な時間を楽しみました。

※チケットの予約は直接文学座企画事業部へ。

 文学座の場所は、こちら

(文学座 新モリヤビル1階にて)

☆作・久保田万太郎「春泥/三の酉」講談社文芸文
 『三の酉』を収録
 

4月に観たい-studio salt『パンラが野毛にやって来た★GA~!GA~!GA~!』
studio salt第13回公演『パンラが野毛にやって来た★GA~!GA~!GA~!

◎4月24日-29日、下北沢 OFF・OFFシアターにて。

作・演出・椎名泉水

毎度注目の、横浜を拠点に活動している劇団studio salt(スタジオソルト)。
今度は下北沢に進出です。
舞台は横浜ですが、それをあえて下北沢で上演してしまうところ、
そして今回は客演なしの劇団員のみの出演というところが、studio saltの「らしさ」だと思います。

横浜は遠いと感じていた観客に、贔屓の観客としても知っていただきたい気持ちでいっぱいです。

以下、作・演出の椎名泉水の紹介文から引用しました。

●ストーリー
横浜は野毛にある、地域密着型小規模動物園に世界的に大人気な珍獣パンラがやって来た!

突如世間から大注目される事となった小さな動物園。知名度があがる事によって得るモノと失うモノ、本当に大切なモノとは?

不器用ながら一生懸命に生きる愛すべき人々─。飼育員達の懸命なドタバタ劇の中に懐かしく大切な想いを込めたソルト的コメディ。

●作・演出 椎名泉水

●キャスト
 麻生0児
 高野ユウジ
 東享司
 山ノ井史
 木下智巳
 鷲尾良太郎

●スケジュール
【2010年4月】
24日(土)19:30
25日(日)13:00/18:00
26日(月)19:30
27日(火)14:30★/19:30
28日(水)14:30★/19:30
29日(祝)14:30

★27日(火)14:30、28日(水)14:30の回は平日昼割引2,000円です。

※受付開始は開演時間の45分前、開場は開演時間の30分前です。
※25日(日)は昼、夜ともに開演時間が他の公演日と異なりますのでご注意下さい。

●チケット料金
日時指定・全席自由席・整理番号付

【一般】
前売・当日共/2,500円
【平日昼割引】
前売・当日共/2,000円
[学生割引]
前売のみ/1,500円
(高校生以下・要学生証)
◆ご予約いただいた順番に早い整理番号のチケットとなります。
◆未就学児の入場はご遠慮下さい。

●会場
下北沢 OFF・OFFシアター 世田谷区北沢2-11-8TAROビル3階
(小田急線・井の頭線「下北沢」駅下車、南口を出て向かいのビルの3階)
tel/03-3424-3755

※公演詳細は、studio saltのサイトで。

・・・そして、お決まりの私の紹介文で締めくくりたいと思います。
今やその活動から目が離せないのがこの studio salt(スタジオソルト)です。
座付き作家で演出家の椎名泉水、彼女の描く問題の本質から目を逸らさない視点には、潔さ、温かさを感じます。
そして、毎回この期待が裏切られることはありません。


過去に観たstudio saltの作品は、
 『飢餓陣営』リーディング 2007年2月
 『』2007年5月
 『職員会議』2007年11月
 『SOMEDAY』2008年5月
 『天気のいい日はボラを釣る』2009年5月【初の東京公演】
 『あの日僕だけが見られなかった夜光虫について』2009年10月

☆彼らの舞台裏や、日々の活動、そして出演メンバー紹介がUPされている「塩日記」。
 注目のページ欄に掲載しています。
東京裁判三部作・第一部『夢の裂け目』(4/8-28)
東京裁判の詳細は年号を覚えることだけで事足りたのが、それとも不勉強な私が覚えていないのか、ついに歴史と向き合う時が来ました。

井上ひさしの戯曲は、とにかくとっかかりが入りやすい。
そして登場人物の歌うメロディーが最後まで、帰り道に至ってもずっと耳に残っています。

ふと、井上作品がミュージカルや音楽劇とされない理由を考えてみました。
不思議と今まで音楽的な角度から作品を捉えたことはありません。
世間一般にもミュージカルという扱いはされていないようです。
劇中の音楽は、観客の胸に染み入る手段の一つ、演出に過ぎないのかもしれません。
そしてちょうど今、私がこうしているように、劇場を後にしても芝居の情景がメロディーとともに走馬灯のように甦り、気にかかる言葉をひとつひとつ辿る作業が続くのです。

さて物語は、昭和21年、日本がアメリカの占領下に置かれて東京裁判が始まるという時、紙芝居屋の親方、田中天声(角野卓造)は突然、GHQ・国際検事局から検察側の証人として東京裁判に出廷することを命じられました。
裁判に出廷した後、天声は東京裁判にはカラクリがあるのではないかと思い始めます。
一国民の目線で抱くそのカラクリとは…。

この作品を含む東京裁判三部作は、2001から2006年にここ新国立劇場で上演される際に書き下ろされたそうです。
井上ひさしの作品は、初期の頃から全く輝きを失わないものだと思います。
日常から戦争に触れて、戦争を知らない観客に、いかに悲しい出来事を生むものかをささやき、時には叫んでいるように感じられます。

プログラムの冒頭には、こう書かれています。
 「いつまでも過去を軽んじていると、
  やがて私たちは未来から軽んじられる
  ことになるだろう。
               井上ひさし


これが作家の鳴らす警鐘だったとしたら…残念なことにもう新作で、戦争や隠された疑問について「知らない」人々に知らせることは叶わなくなってしまいました。

観劇の翌日、11日早朝のニュースで、作家の訃報が流れました。

これからは残された作品が繰り返し上演されるよう、観客として声をあげたいと思います。

作・井上ひさし、演出・栗山民也、
音楽・クルト・ヴァイル、宇野誠一郎、音楽監督・編曲・久米大作、美術・石井強司、照明・服部基、音響・黒野尚、衣裳・前田文子

※公演の詳細は、新国立劇場のサイトで。

(新国立劇場 小劇場にて)

☆作・井上ひさし「夢の裂け目」集英社
 

☆作・井上ひさし「夢の泪」集英社
 

☆作・井上ひさし「夢の痂」集英社

『わが町』(4/9-18)
今年は文学座附属演劇研究所開設50年になるそうで、研修生が必ず授業で行う作品が本公演でラインナップされています。
3月の『女の一生』に続いて今回上演されるのはソーントン・ワイルダー作『わが町』。

1997年にセゾン劇場(現在はルテアトル銀座)で上演された作品を観たことがあります。
少年と少女が小さな田舎町で、ともに成長するこの過程だけでも思春期がドラマチックに感じられました。
ジョージとエミリー、二人は結婚し、そこからさらに彼女の死が二人を別ちます。
残された寂しさを嘆くジョージ、そして生の世界に未練のあるエミリー。
彼女の死後までたっぷりと描かれている作品です。
残念ながら、その時何を感じたのか、今の私は覚えていません。

今回はその長編の物語を休憩なしの2時間にまとめています。
エミリーの生と死のどちらに重きを置くということではなく、それでいて作品の主張を押し付けられるでもなく、自分なりの手応えがありました。

登場人物たちが、「わが町」と言って愛するこの地、そこで毎日生き生きと生活する姿が印象的です。
通りすがりの新聞配達の少年、彼のハツラツとした姿に観客は心を奪われたことでしょう。
あんなにも活発な姿を見ているからこそ、少年の後日談で「死」が語られた時には胸に込み上げるものがありました。
死と隣り合わせの生だから、だからこそちゃんと生きたい、そんなことを感じました。
「千の風に~」ではないですが、愛する人のお墓の前では嘆き悲しむのではなく、故人を思い出し、今どう自分が生きているかを語れるようにしたいという想いを抱きました。
心の片隅に置いて、時々覗きたい作品です。
エミリー役の栗田桃子の、少女から大人へ微妙な心の揺れが全身に感じられる演技も魅力的です。

作・ソーントン・ワイルダー、訳・森本薫、演出・坂口芳貞、美術・乘峯雅寛、照明・金英秀

※公演の詳細は文学座のサイトで。

(全労災ホール/スペース・ゼロにて)

☆「ソーントン・ワイルダー(1)」ハヤカワ演劇文庫
 「わが町」を収録
 
 
公開講座「演劇とミュージカルの楽しみ」(4/7)
演劇とミュージカルの楽しみ
こんな私の興味を引くタイトルの講座がありました。

講師は、演劇評論家の扇田昭彦、そして俳優の浦井健治です。

まず、扇田先生から、日本のミュージカルの起源となる作品、その経緯が語られました。
劇中で初めて歌われた唄は、意外や意外、耳にしたことのある、あの唄。

そんな史実に驚いたところで、浦井氏を迎えて話が膨らみます。

鵜山仁演出『ヘンリー六世』でタイトルロールを演じた彼は、その演技に対し、第44回紀伊國屋演劇賞個人賞第17回読売演劇大賞杉村春子賞を受賞。
1月に上演されたミュージカル『蜘蛛女のキス』でも、俳優としての磨きのかかった歌唱を聴かせてくれました。

この講座当日も、劇団☆新感線『薔薇とサムライ』の公演を終えたばかりという、まさに「演劇とミュージカル」の旬な話題へ、俳優としてのこだわり、そして趣味やプライベートの話題にまで発展していきました。

演劇評論家の目線で、そして質疑応答では観客の目線で、一人の俳優から現場の生の声が聴けたように思います。

私にとっては冒頭で扇田先生の述べていた、ミュージカルの観劇人口は演劇の中でも多いのに、ミュージカルの劇評は少ない、というような言葉が耳に残ります。
思えば、えびす組のメンバーの中でも好んでミュージカル作品を観るのは私くらい。
せっかく学生の頃からミュージカル作品を観て、記憶と感性を蓄積してきたのですから、もう少し踏み込んでミュージカルというジャンルを捉えてみようかと考えさせられました。

(朝日カルチャーセンター新宿にて)

☆著者・扇田昭彦「ビバ!ミュージカル!」朝日新聞出版

☆著者・扇田昭彦「ミュージカルの時代」~魅惑の舞台を解き明かす~キネマ旬報社

☆著者・扇田昭彦「蜷川幸雄の劇世界」朝日新聞出版
 



『四谷怪談忠臣蔵』(4/1-23)
今月は、歌舞伎座と、ここ新橋演舞場でも歌舞伎が上演されています。

市川猿之助演出
猿之助四十八撰の内
四谷怪談忠臣蔵

タイトルからもわかるように、2つの作品が一つになっています。
チラシから紹介すると、
「鶴屋南北の傑作『東海道四谷怪談』は『仮名手本忠臣蔵』の外伝という構想で描かれました。
『四谷怪談』に登場する民谷伊右衛門は、実は浪士として、討入に加わるべき存在だったのです・・・」

『忠臣蔵』の塩谷判官が切腹の後には、お家取り潰し、そしてここから浪人となった伊右衛門とお岩の『四谷怪談』の話へと続いていきます。

市川段治郎が、悪の中にも艶っぽい伊右衛門という人物を印象的に演じ、彼を取り巻く女性たちの悲劇を一層深いものにしています。
斧定九郎(市川春猿)の存在も、意外や意外。

宙乗り、本水の立ち回りもありますが、良い意味で奇抜さは感じさせません。
表と裏、明と暗のように2つの物語が一つの舞台で繰り広げられます。

歌舞伎だからこそ溶け込める世界観がありました。

※公演の詳細は歌舞伎公式ウェブサイトにて。

(新橋演舞場にて)

劇団☆新感線『薔薇とサムライ』(3/18-4/18)
2008年7月に劇団☆新感線の『五右衛門ロック』が上演されました。

今回も石川五右衛門の登場です。
海を渡り、そして異国の地へ???

古田新太の扮する石川五右衛門というキャラクターだけがそのまま、劇団☆新感線の舞台を笑いを誘う魅力的な存在で活躍しています。
ヒロインは天海祐希扮する女海賊&王女様。

パロディに見える衣裳に身を包む場面あり、演じる側が真剣に見せ場を作れば作るほど、安心して笑える環境が客席に広がります。
この中で、浦井健治山本太郎神田沙也加ら、若手の客演陣の見せる新たな「顔」も楽しみの一つです。

※公演の詳細は劇団新感線の公式サイトで。
 『薔薇とサムライ』オフィシャルサイトをクリックすると、音楽が流れます。

(赤坂ACTシアターにて)

※写真のように桜が綺麗な頃、これもまた観劇の想い出です。
 
『御名残四月大歌舞伎』(4/2-28)
これも今の歌舞伎座で最後の光景です。
3月に引き続き、4月も三部制の歌舞伎座。
第三部の開演時間は18時20分
仕事を終えてから早速歌舞伎座へと向かいました。

第三部は、「実録先代萩(じつろくせんだいはぎ)」「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどさくら)」

実録先代萩」作・河竹黙阿弥
仙台藩伊達家のお家騒動を舞台化した作品で、この伊達騒動については歌舞伎公式ウェブサイトの歌舞伎今日のことばに掲載されていますので、参照してみてください。
この「実録先代萩」の浅岡(中村芝翫)は、「伽羅先代萩」では乳母・政岡です。
伽羅先代萩」で政岡が登場する時、幼い藩主と政岡のわが子千松は、既に主従の関係で舞台に登場しています。
この「実録先代萩」では、幼い二人が初めて出会う興味深い場面がありました。


助六由縁江戸桜
この作品は、市川海老蔵による口上で始まります。
助六を市川團十郎、揚巻を坂東玉三郎が演じ、二人を取り巻く様々な役に大きな役者が登場し、場内を沸かせます。
千穐楽はこの作品で昨年1月から上演されてきたさよなら公演が幕となるのですから、感慨深い想いで舞台に見入りました。

歌舞伎って面白い。

さて、もう一日、特別な「閉場式」という公演がありますが、こちらの観劇は叶いそうにありませんから、さよなら公演を心に刻みながらしっかりと見届けたいと思います。

※公演の詳細は、歌舞伎公式ウェブサイトで。

(歌舞伎座にて)