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kangekinocafe

Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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『WHITE LIE』(12/24-26)
今年衝撃を受けたことの一つに、もちろん舞台の話ですが、再演の『モーツァルト!』で中川晃教の歌声に出会ったことが挙げられます。
中川晃教に関して言えば、ミュージカルという世界に身を置く中で、芝居の部分でも納得のいく演技を見せてくれています。彼は、シンガーソング・ライターが土台にあるアーティスト。その彼による、ショーの部分に重点を置いたライブが行われました。

場所は、東京プリンスホテル ボールルーム。巨大な空間は、ホテルの宴会場という感じではなく、まさにショースペース。足を踏み入れると、そこにはファッションショーで使われる、中川晃教いわくエプロンステージがありました。
もちろん、正面には演奏ステージが設けられています。
開演すると、ショーモデル4人が、次々と可憐な衣装を披露。そしてついに中川が、モデルとからみながら歌い登場します。ステージ上で、衣装を剥ぎ取りながら変わる場面、高い天井から吊り下げられる薄い幕の中で歌う場面、そしてショーのタイトルである『WHITE LIE』(罪のない嘘)についてセリフを言う場面は、彼ならではの演じる要素満載のステージでした。
(今回のショーは、ファッションとのコラボレーション。デザイナーの紹介はなかったのですが、素敵な作品なだけに、デザイナーについても知りたくなりました。)

中川の歌う歌は、全て彼が作詞作曲した作品。聞き慣れたミュージカルナンバーとは異なる彼の等身大の作品に、興味を引かれました。軽快な音楽に乗せた、高いテクニックの表現力ある歌唱に、聴衆は魅了されます。
どんどん自分なりの新しい表現をしていくという彼の意気込みは、歌唱力、演技力を知る者には、更なる舞台での期待が高まります。
創造する力の素晴らしさを感じたショーでした。

(東京プリンスホテル ボールルームにて)

☆2005年に発売のミニアルバム『中川晃教/オアシス』 『中川晃教/砂漠

☆2005年NHKみんなのうた『中川晃教/セルの恋』(歌:中川晃教)

☆2003年コンサートDVD『MATADOR』
中川晃教/AKINORI NAKAGAWA CONCERT 2003 MATADOR~闘牛士~ ◆20%OFF!
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『セパレート・テーブルズ』(12/15-23)
自転車キンクリートSTORE「ラティガンまつり」3作品のうちの3作目、ラストです。
作・テレンス・ラティガン、訳・演出・マキノノゾミ。

前2作は俳優座劇場でしたが、今回はスペース・ゼロでの上演です。場所が変わっただけのことはあります。劇場の空間を充分に生かした舞台造りがされていました。

イギリスの郊外にある、小規模なそれでいてサービスの行き届いたあるホテルが舞台です。
そこには女性の支配人ミス・クーパー(久世星佳)が世話をやきすぎるでもなく、宿泊客が心地よく過ごせるように気を配っています。だからこそ、常連と言われる長期滞在者も多い。ホテルのアットホームな雰囲気、宿泊客の様子が台詞にちりばめられており、すぐにラティガンワールドに引き込まれます。

1幕は、男性の長期宿泊客と、いわくありそうな着いたばかりの女性客の物語。この男性客に、1作目の『ウィンズロウ・ボーイ』で演出を担当した坂手洋二が俳優として臨みます。
このことは事前に知っていましたが、映画で言うカメオ出演かと思っていたら大間違い。
こんなに膨大な台詞と出ずっぱり役をこなされるとは。昔の妻との突然の再会で、揺れる二人の心情を、相手役の神野美鈴とともに、こういう大人になりたい、と憧れる男女の関係を見せてくれました。
坂手の役に支配人役の久世がからむのが、作品としていい関係を作っています。

ホテルが舞台の作品ならではの、宿泊している人々の関係があってこそです。
ホテル内のレストランで働くウェイトレスも、『ウィンズウ~』のメイドのヴァイオレットのように、混乱の外で誰にでも同様に接する人物は、混乱の渦中にいる人にとっては一種の清涼剤のように、絶妙な間が生まれていました。

2幕は、退役軍人と名乗るポロック少佐(菅原大吉)と、母親と長期滞在している、対人関係の苦手な娘シビル(山田まりや)の話。
キザに振る舞うポロック少佐が、実は映画館で痴漢として逮捕されたのですが、シビルにはどうしてそんなことをするのかを打ち明けます。そして宿泊客が彼を追い出すようミス・クーパーに求めるのですが、彼女の出した結論は意外なものでした。

登場人物の心に起こる変化に胸打たれる作品です。
ここに登場する人物は、本来は善良な、どこにでもいそうな人々です。自分が他のみんなと違うことをたいそう恐れているシビラに、ミス・クーパーが言います。普通の人になんて会ったことがないと。

ホテルの宿泊客用のレストラン、そこで彼らは毎日自分のテーブルで食事をします。同じ屋根の下で寝食をともにしても、個々のテーブルが彼らの関係を象徴しています。分かれたテーブルから、どう歩みよるかは、そのテーブルにつく人間次第なのですから。

山田まりやの舞台を初めて観ましたが、彼女はなんてよく通る魅力的な声の持ち主なのでしょう。舞台でもう一度聞いてみたいと思います。
そして久世星佳。支配人という役柄、常に宿泊客をたてる姿勢なのですが、彼女がいるだけでお客が安心できる存在感、温かみのある声。
3作を通じて、ラティガンの世界に堪能しました。本も読みたくなる魅力的な作品です。

(スペース・ゼロにて)
「ワダエミの衣装世界」(11/26-12/25)
外苑前駅からすぐの梅窓院・祖師堂ホールで開催されている「ワダエミの衣装世界」の展覧会は、演劇、映画に関心のある方なら、舞台や映像で観たことのある衣装を、きっと目にすることでしょう。
舞台なら、2004年に上演された野田秀樹オペラ初演出作品『マクベス』(新国立劇場オペラハウス)、2004年山田和也演出作品『浪人街』、2005年串田和美演出作品『コーカサスの白墨の輪』(世田谷パブリックシアター)・・・、私が観た作品だけでも、これらが展示されていました。
映像では、『HERO』『LOVERS』、来年1月TV放映される『里見八犬伝』など・・・チラシによると、合計100点あまり展示されています。

驚いたのは、オペラ『マクベス』の大勢いる合唱のキャストの衣装。遠目にはエメラルドのような緑一色の生地に見えるのですが、実は主演の衣装よりも手が込んでいるのでは、と思うほど、編んだ紐を何本もつなぎあわせ、立体感のある衣装となっていました。手作りの衣装が、何十人分もあります。
『LOVERS』などはアクション映画なので、スタントの方の分も含めて、同じ衣装を何着も用意したそうです。

『浪人街』の衣装だけは、実際に手にとって見ることができます。登場人物それぞれのカラーが特徴だった衣装ですが、実際に携わった方のお話を聞くと、それぞれ素材の違いもあるので、是非近くで見ていただきたいとのことです。
同作品では、プログラムに各主要人物のカラーの布製バッグがついて劇場で販売されていましたが、それもワダさん側から、何か作品のイメージを観客に持って帰って欲しいということで提案されたようです。

作品は色とともに思い出に残るものです。その色、素材へのこだわりが、しっかり観客まで作品のメッセージとして届けられていることを感じました。

舞台衣装の他に、ワダエミがデザインした京都清水寺所蔵の『青龍会(せいりゅうえ)』という十数メートルある青龍、四天王など、普段見ることのできない貴重な作品が展示されています。

(梅窓院・祖師堂ホールにて)
「社会人のための歌舞伎入門」(12/8,13,16)
歌舞伎通のえびす組コンスタンツェに声をかけてもらって、「社会人のための歌舞伎入門」に初参加です。

10月のアートスフィアでの歌舞伎のトークショーに続き、またまた歌舞伎(観劇)修業中の自分にぴったりの催しです。
場所は国立劇場 大劇場。10年ぶりに行く同劇場は、こんなに立派で美しかったかしらと思うほど、眩しく見えました。木造の素晴らしい音響を持つ歌舞伎座とは対照的に、がっしりした造りで威厳のある国立劇場。さすが皇居の目の前の劇場です。
さて、本題の歌舞伎入門の内容は、12月に同劇場公演中の『通し狂言 天衣紛上野初花』に関連したものです。
「黙阿弥の世界へ」と題したコーナーでは、出演者の一人である市川染五郎が案内役を務めます。花道途中のセリから登場し、観客の注意を引き付け、江戸時代の歌舞伎の作品の特徴、主要人物5人の写真パネルを前にしての人物紹介など、簡潔に説明します。もちろん、本日上演されない幕の話をして、これを観るには公演に足を運んで、と宣伝することも忘れてはいません。
語ること約20分。そのうち幕が引かれ、拍子木の音が聞こえてきます。ここからは作品の一部を本番そのままに上演して見せてくれるという、机上の勉強に終わらない歌舞伎入門です。

入場時に、「本日のプログラムです」と手渡された小冊子は、本日上演の幕の筋書き、役者紹介、歌舞伎用語の説明、さらには上演される芝居の台本まで掲載された立派な資料です。せっかくの入門編だからと、イヤホンガイド(本日は500円)を聴きながら、台本を目で追いつつ舞台を観るというスタイルで観劇。ここまでやれば、歌舞伎が初めてという方でも、話がわからないなどという思いはしないでしょう。
イヤホンガイドで得たミニ知識を紹介すると、屋敷の中で裃(かみしも)の衣装を上下(肩衣と袴)別々の色を着るのは普段着なのだそうです。上下とも同色が正装。スーツも同じ発想でしょうか。

平日19時開演、20時45分終演で歌舞伎が観られるのも、社会人にとっては嬉しい時間帯です。(月に数回行っているようです)
国立劇場は、半蔵門からも永田町からも少し距離がありますが、終演後には新宿、渋谷、東京、新橋、各方面行きの都バスが劇場出口に待機しているので便利です。

(国立劇場にて)

※プログラムに、嬉しいことに書籍の「入門書リスト」があります。
 全部で30冊以上も入門書が紹介されています。

☆そのうちの一冊、「一冊でわかる歌舞伎名作ガイド50選」成美堂出版は、カラー写真満載です。
一冊でわかる歌舞伎名作ガイド50選(〔2004年〕)
『十二月大歌舞伎』昼の部(12/2-26)
この部の出し物は、『弁慶上使』『猩々/三社祭』『盲目物語』です。

『弁慶上使』、義経の頼朝に対して謀反を企んでいるという疑いの潔白を示すために、義経の正室である平家出身の卿の君(芝のぶ)の首を頼朝に差し出すべく、弁慶(橋之助)が乳人の侍従太郎(弥十郎)の屋敷にやってきます。
一方、その家に仕える腰元しのぶ(新悟)と、久しぶりに再会した母おわさ(福助)。おわさは大切に育ててきた娘の美しく成長していく姿が楽しみな様子。
しかし再会の喜びも束の間、この家の主人、侍従太郎は、卿の君に似ているしのぶに、身代わりに命を差し出して欲しいと頼みます。おわさは、一度だけ契った実の父親に会わせるまではと、拒むのですが、しのぶは母をよろしくと侍従太郎に頼んで、自ら命を差しだすことに。
裏でおわさの契った相手の話を聞いていた弁慶は、実はしのぶが自分の娘だったと知りながら、しのぶを斬りつけます。
そして侍従太郎も、身代わりだと疑われないように、父親の首も一緒に持って行くべきだと言って、自ら命を断ちます。
こんな無茶な話はないと思うのですが、この時代の主従の関係とはこんなに絆が固いものなのでしょうか。
幕外の弁慶の芝居。二つの首をかかえ、それぞれを感慨深く眺め、悲しみの内に花道を退場。橋之助、この作品では初役の弁慶でした。

『盲目物語』(原作・谷崎潤一郎、脚本・演出・宇野信夫)は、夫・浅井長政亡き後、柴田勝家(橋之助)に想いを寄せられているお市の方(玉三郎)、お市を慰める盲目の弥市(勘三郎)、お市を慕うものの拒否され続ける木下藤吉郎(勘三郎 二役)、さらには成長したお市の娘、お茶々(七之助)を巻き込み、運命に翻弄される男女の人間模様が描かれた物語です。
皮肉にも、お市の嫌っていた藤吉郎=秀吉の妻となるお茶々=淀君。弥市は、秀吉が勝家を討った時に、お茶々を城外へ連れて逃げますが、自らも慕っていたお市とお茶々を重ね合わせた募る気持ちを告白したことから、お茶々は逃げてしまいます。
物語の展開もさることながら、様々な芸が見られる作品です。
まず、勘三郎の早変わりには目を見張ります。まるで手品を見ているような、その早さ。弥市と秀吉、互いにお市を慕う別人を、同じ役者が演じる心憎い演出です。
そして、玉三郎の琴を演奏しながらの弾き語り。終盤、落ちぶれた弥市が三味線を弾き、幻想のお市も琴を弾く二人の場面は、ただただ心を打たれます。
玉三郎の、姫とは異なる妖艶な美しさ、お茶々の七之助の若い女性の恥じらい、淀君としての凜とした台詞回しなど、普段とは一味違う演技が見られる興味深い作品でした。

(歌舞伎座にて)
文学座『アルバートを探せ』(12/6-20)
この芝居の結末は、タイトルのアルバート、つまりはアインシュタインの存在に運命づけられていたようです。
物語は、戦中のある日の列車内から始まります。その列車に乗っているのは、かつて記者だった鍛冶(古川悦史)。ふと、20年前の車内での出来事を思い浮かべます。
あの日彼は、来日したアルバート・アインシュタインを招聘した出版社の編集者として、列車に同行していました。気が付くと、広島へ向かう列車のどこにもアインシュタインの姿はありません。関係者一同、やっきになって車内を探します。その様は、まるで密室のトリックの推理小説のようでもあります。
アインシュタインの存在が物語ることは、特殊相対性理論・・・。

客席を対面に作り、その中央に列車一両を想定した舞台が、静止した空間である車内と走行している列車、静と動を同時に表している不思議な印象を与えます。
鍛冶(古川)の目線で進行する芝居。鍛冶を追って観ていると、彼をとりまく騒動の中で、何が起こっているのかを冷静に観ることができ、古川の捉える人物像が確かなことがわかります。
作・小里 清、演出・西川信廣

(文学座アトリエにて)
※文学座にチラシ掲載の許可を得ておりますので、転載はしないでください。
東宝『M.A.』製作発表会2
12月1日に行われた東宝の新作ミュージカルの製作発表会の様子が、東宝のサイトに掲載されています。製作発表会レポートvol.3では、当日披露されたミュージカルナンバー5曲全てを画像つきで聴くことができます。

早速、遠藤周作の原作『王妃マリー・アントワネット』を読んでみると、もう一人のM.Aのイニシャルを持つマルグリット・アルノーの孤独、したたかさ、そののち革命の火をともす信念の強さが、彼女のナンバーではよく表現されているとつくづく感じました。
井上芳雄のフェルセンも、映像を観ると、彼本来のソフトな雰囲気、貴公子のイメージぴったりの楽曲だと思います。

1.『Turn,Turn』仮題:悲しみを涙で(新妻聖子&土居裕子)英語
2.『100万のキャンドル』(笹本玲奈)
3.『神は愛してくださる』(土居裕子)
4.『A Voice In My Heart』仮題:私の心が訴える
    (新妻聖子&モーツァルトに出演していたアンサンブル)英語
5.『すべてはあなたに』(涼風真世&井上芳雄)

発表会の席の、山口祐一郎、井上芳雄に注目です。
『モーツァルト!』千秋楽の博多公演は、前日の11月30日でした。
でも二人とも、素顔は疲れた様子もなく、なんてすっきりした表情をしていることでしょう。
やはり、舞台に立つ、そしてロングラン公演をやり遂げる主役の役者は、体力が違います。スポーツ界でも、一流選手はケガをしない、と言われるように、生身の体で勝負する舞台俳優も立派なものです。
更には、歌うためのコンディションを整えなければいけないし。
観客も、しっかり鍛えて、舞台に集中するようにしたいものです。

☆遠藤周作・原作『王妃マリー・アントワネット』新潮社
王妃マリー・アントワネット(上巻)  王妃マリー・アントワネット(下巻)
東宝ミュージカル『M.A.』製作発表会
来年11月から帝国劇場で上演される、東宝の新作ミュージカルの製作発表会が、パレスホテルで行われました。
覆面発表会ということで集められた報道関係者と一般観客が見守る中、その全貌が明らかにされました。

・『M.A.』とは『マリー・アントワネット』であること。
・原作は遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」。
・脚本と歌詞は、ミヒャエル・クンツェ、音楽はシルヴェスター・リーヴァイ。
・演出は栗山民也、音楽監督は甲斐正人。
詳細は、東宝のホームページに発表されるので、会見に参列したキャストを挙げると、
マリー・アントワネット★涼風真世
マルグリット・アルノー★新妻聖子/笹本玲奈(Wキャスト)
アクセル・フェルセン★井上芳雄
アニエス・デュシャン★土居裕子
ルイ16世★石川 禅
オルレアン候★高嶋政宏
カリオストロ★山口祐一郎

本日は、クンツェ氏、リーヴァイ氏、演出の栗山氏も壇上に並んでの、作品概要、テーマ、そしてミュージカルナンバー5曲が披露されました。

写真にあるように、マリー・アントワネットの所有を表すMAの紋章、そして真紅で斬新な文字のMAが、この舞台のテーマを象徴しているとのこと。
権威と階級を重んじるマリー・アントワネットに対して、貧民の女性マルグリット・アルノーが立ち上がる、血の、そして革命の赤。

暴力で世の中が変えられるのか?否。これは大切なテーマだということ。どうやったら変えられるか?

そして私たちの最大の楽しみ、ミュージカルナンバーが披露されました。(英語と書いた歌は、ニュアンスを感じて欲しいとのことで、英語で歌われました。)
1.『Turn,Turn』仮題:悲しみを涙で(新妻聖子&土居裕子)英語
2.『100万のキャンドル』(笹本玲奈)
3.『神は愛してくださる』(土居裕子)
4.『A Voice In My Heart』仮題:私の心が訴える(新妻聖子&モーツァルトに出演していたアンサンブル)英語
5.『すべてはあなたに』(涼風真世&井上芳雄)

リーヴァイ氏のメロディは、『エリザベート』でもない、『モーツァルト!』でもない、新しい旋律の中に、物語が詰まっています。
ワルツのような優美な1曲目
日本語の歌詞がぴったりはまって、マルグリットの心情の変化がひとつの楽曲の中に見事にこめられていた2曲目
神の意志を計りかね、苦悩する敬虔な修道女アニエス・デュシャンの歌う3曲目
爆発しそうなエネルギーのこもった4曲目
そしてマリー・アントワネットとフェルゼンの叶わぬ恋の行方をゆったりと、そして不安を感じさせるメロディのデュエットで歌う5曲目
・・・どれひとつ取っても、もう既に作り手のメッセージがこめられています。
本日は歌の披露はありませんでしたが、永遠の命を信じる錬金術師、詐欺師という声もあるカリオストロの歌もまた、スパイスのように効いていることでしょう。

記者からの質問で、日本では池田理代子作「ベルサイユのばら」が有名ですが、ご存知ですか?との問いに、クンツェ、リーヴァイ両氏は、作品の存在は知っているが、まだ読んだことはないとのことです。
ミュージカル作品を観る前に、遠藤周作の原作『王妃マリー・アントワネット』も読んでみましょう。

シアターガイドのホームページに、当日の模様が掲載されています)

☆遠藤周作『王妃マリー・アントワネット』新潮社
王妃マリー・アントワネット(上巻)  王妃マリー・アントワネット(下巻)


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