FC2ブログ
カテゴリ

最新記事

QRコード

QR

リンク

このブログをリンクに追加する

月別アーカイブ

プロフィール

kangekinocafe

Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
WOWOW ノンフィクションW「仲代達矢 いざ、最後の舞台へ」
無名塾授業5月10日にWOWOWで放送された番組、ノンフィクションW「仲代達矢 いざ、最後の舞台へ」。(WOWOWの公式サイトはこちら

★WOWOWプライムで、5/20(月)深夜1:20に再放送されます★

仲代達矢が最後の舞台、と覚悟を決めての上演だったとは、観劇の折は知りませんでした。
(千秋楽の観劇録はこちら

この『授業』の幕開きは、能登演劇堂でした。
(2009年に、この能登演劇堂で観劇した『マクベス』。その観劇録はこちら

そして、初めて仲代劇堂で観たのも、不条理劇。
『授業』と同様に秘演と名付けられた『友達』でした。(観劇録はこちら

数々の想いとともに、番組についてのお知らせです。

スポンサーサイト
新国立劇場マンスリー・プロジェクト4月 トークセッション
新国立劇場のマンスリー・プロジェクト、
4月は『効率学のススメ』(公式サイトはこちら)の演出家でナショナル・シアター・ウェールズの初代芸術監督ジョン・E・マグラー氏と、宮田芸術監督とのトークセッション「With -つながる演劇・ウェールズ編―」。

私の一番の関心は2009年11月に設立された‘劇場を持たない国立劇場’の仕組みはどんなものかというもの。
ですが、これぞコロンブスの卵だ!という想いで話を聞きました。

ジョン・E・マグラー氏が、まずイギリスの国立劇場事情について語ってくれました。
イギリスは、イングランド、スコットランド、北アイルランド、そしてウェールズの4つの国から構成されているのは周知のこと。
ロンドンにある国立劇場は、私も行ったことがありますが、これはイギリスの、ということになるそうで、その他にスコットランドに1つ、ウエールズに2つ国立劇場が存在するそうです。
じゃあ、北アイルランドには?という疑問を持ちますが、これが複雑な問題を抱えているそうで、(『モジョ・ミキボー』の問題そのままに)北アイルランド独自での国立劇場の存在が難しいのだそうです。

そしてウェールズにはウェールズ語で上演される劇場が既にあり、ジョン・E・マグラー氏が芸術監督を務める国立劇場で上演されるのは英語。
そして劇場は・・・存在しません。
そのパイオニアがスコットランドの国立劇場だそうですが、では、どうするのかと言えば、ウェールズ各地で上演箇所を見つけ、その場所で作品をつくるのだそうです。
その制作方法については新国立劇場のサイト「ア・ラ・カルト」で、演劇ジャーナリスト岩城京子さんがウェールズ現地レポートの記事を書いているので参照してください。

なんといってもジョン・E・マグラー氏の意欲に驚かされたのは、初年度のプログラムについて、全て新作全て異なる場所全て異なる方法論、で上演したというのです。

自分たちが出かけて行って作る、これが‘劇場を持たない国立劇場’ということなのです。

今回のトークセッションは『効率学のススメ』の舞台で行われました。
今まで新国立劇場では見たことのない劇場空間となっています。
新国立劇場の公式サイトに舞台写真がアップされています。こちらを参照してください。
ますます期待が高まります。

15~20年ほど前のことですが、何度も友人宅のあるウェールズを訪ねたことがありました。
街中の道路や駅にウェールズ語と英語の標識があることから、独立独歩の精神を大いに感じたものです。
その精神が、街をあげて、独自の国立劇場の作品づくりへと導いたのかもしれないと、ふと頭をよぎりました。

(新国立劇場 小劇場にて)

☆『効率学のススメ』の演出家ジョン・E・マグラー氏のロングインタビューが掲載されています。
悲劇喜劇 2013年 05月号 [雑誌]悲劇喜劇 2013年 05月号 [雑誌]
(2013/04/06)
商品詳細を見る



気になる(男優編)その2
先日、気になる俳優について一人目に高橋洋さん(本来のタカは髙)をご紹介しました。
柔らかな優しさの漂う文章から、ご本人のブログを読むのが楽しみです。

もう一人、文章にも魅力を感じる気になる俳優をご紹介します。
新国立劇場 演劇研修所第一期修了生の古河耕史さん。
彼の文章は、とても詩的です。
短く並ぶ単語に込められた意味を考えると、時に切なくなりますが、そこはかとない情熱も感じられて、何度も読み返してしまいます。

こちらは古河さんのブログ。
走りながら、話ながら、考えて、みる。 古河耕史の、自分宣伝とか、俳優日誌とか。

古河耕史さんについては、えびす組劇場見聞録第41号の【俳優について】というテーマで語らせていただきました。

初めて彼の演技を見たのは、2005年の文学座附属演劇研究所一年目の本科卒業発表会で。
その後は新国立劇場 演劇研修所に入所されたので、次に舞台の上の彼に出会ったのは、三年後の新国立劇場『オットーと呼ばれる日本人』(観劇録はこちら)でした。

それからは舞台を観るごとに、作品での存在が大きくなっています。

次回出演作は、新国立劇場『長い墓標の列』。
(公演詳細は新国立劇場のサイトで。普段見ることのできない顔合わせの映像もあります。)

「ベテラン俳優達とともに修了生と、硬質な作品を制作するシリーズ」企画公演の筆頭に立って、その動向が注目される城崎に配役されています。

新国立劇場のサイトでは、こちらの修了生情報で、修了生の活動を知ることができます。

古河さんの発信する数々の言葉とともに、そこから生み出される芝居にも注目していただけたらと思います。

※『長い墓標の列』は、2013年3月7日~24日、新国立劇場 小劇場にて。

☆『長い墓標の列』をはじめ、戦争を題材にした4戯曲を収録。
「戦争と平和」戯曲全集 (第8巻)「戦争と平和」戯曲全集 (第8巻)
(1998/10)
藤木 宏幸

商品詳細を見る


虚構の劇団ゲスト出演舞台DVD。
虚構の劇団『監視カメラが忘れたアリア』【DVD】虚構の劇団『監視カメラが忘れたアリア』【DVD】
(2010/04/23)
古河耕史、大久保綾乃 他

商品詳細を見る

虚構の劇団『エゴ・サーチ』[DVD]虚構の劇団『エゴ・サーチ』[DVD]
(2010/12/20)
古河耕史、渡辺芳博 他

商品詳細を見る

虚構の劇団 『アンダー・ザ・ロウズ』 [DVD]虚構の劇団 『アンダー・ザ・ロウズ』 [DVD]
(2011/09/01)
大久保綾乃、大杉さほり 他

商品詳細を見る


頼りになる(男優編)
観劇のポイントの一つとして、あの俳優が出ているのだから、きっと見応えがあるだろう、という概念で足を運ぶことはないでしょうか?

こちらの勝手な思い込みなのですが、期待に応えてくれるというか、頼りになるというか。

敢えて若手で、と言えば、蜷川演出作品で要となる横田栄司さん(文学座所属)が、そういう意味で私には頼りになる俳優です。

話はさかのぼります。
さいたま芸術劇場で観た蜷川演出、再々演となった『近代能楽集 卒塔婆小町』に感銘を受け、伝えたいと思い、私はこの観劇ブログを始めました。
一番最初に書いたのが、この作品についてです。(2005年6月の観劇録はこちら

その前の、2001年の再演の際に『近代能楽集 卒塔婆小町』で詩人の役を演じていたのは、横田さんでした。
ロンドンのバービカンから始まった公演は評判を得、凱旋公演として日本各地で上演されました。
そうした成功を経たからこそ、私は、私たちは2005年に今一度『卒塔婆小町』と出会うことができたのかもしれません。

2009年1月に上演された『冬物語』。
唐沢寿明扮するシチリア王レオンティーズの幼馴染、誠実そうで堂々たる風格のボヘミア王ポリクシニーズを演じていました。
シチリア王が誤ったものの見方で嫉妬を抱いてしまうほどの、清々しい存在感がありました。
私の好きな役柄は、このポリクシニーズだと、最近ご本人にお伝えできる機会がありました。
「ずっと以前の・・・」記憶を探るようにそうおっしゃっていましたが、観客にとってはその記憶は常に新鮮なものです。
舞台の場合、多くはこうして書いておくことしかその記憶を留めることができないのならば、やはり書き続けようと思います。

そして1月に観た『ピアフ』。(観劇録はこちら)
ピアフが一番素直になって、身も心も委ねたマルセル・セルダン

キャストを見た時から、きっとマルセルは横田さんだと思っていました。
まるで羽を広げるように、おおらかに優しく包み込む愛を感じさせてくれたマルセル。

この作品では、ピアフ以外は、俳優は複数役を演じます。
冒頭、横田さんは、ピアフを見出だしたルプレのゲイの恋人に扮していました。
舞台を下手から上手まで歩いて通り過ぎるだけなのですが、怪しく可愛らしい雰囲気たっぷりに。
そして舞台には描かれていませんが、その後のルプレの死を哀しむ恋人の様も想像できたように、彼が演じて物語が豊かになったかなと。

これからも、そんな俳優に導かれて新たな一歩を踏み出していけたら、こちらの世界も広がるように思うのです。

☆彩の国シェイクスピアシリーズ NINAGAWA SHAKESPEARE VII DVD BOX
から騒ぎ』『冬物語』を収録。
彩の国シェイクスピアシリーズ NINAGAWA SHAKESPEARE VII DVD BOX彩の国シェイクスピアシリーズ NINAGAWA SHAKESPEARE VII DVD BOX
(2009/12/02)
唐沢寿明、小出恵介 他

商品詳細を見る


気になる(男優編)その1
舞台を観ていて、なんか気になるっていう俳優はいませんか?
ニュアンス的に、なんか気になる。芝居の残像が、頭の、心の片隅にいつまでも残っているというような。

私の心の片隅に存在する、そんな俳優を2人紹介したいと思います。

年齢も、キャリアも違うその2人に、共通点を見つけました。
彼らは文章が上手い。
その言葉が紡ぎだす情景は切なく、純粋で、美しいのです。
もしかすると、なんか気になる演技と存在の共通点も、そこから生じているのかもしれません。

一人目は、高橋洋さん。
近年は名字の表記を「髙橋」とされていますが、文字化けしてしまうので、ここではご本人のブログと同じ表記にさせていただきました。
蜷川演出作品に多数出演されていたので、知る人ぞ知る俳優です。
道元の冒険』(2008年の観劇録はこちら)以来、舞台で拝見する機会が無く、ますます気になっていました。
そんなところに最近、舞台のチラシ(2013/3/25~31 『私のなかの悪魔』)を目にしたので、検索してみました。

所属事務所が変わり、映像の分野で活動されていたようです。
舞台ほど映画とテレビに縁のない私にとって、盲点でした。

1998年、ベニサン・ピットで当時のニナガワ・カンパニー・ダッシュが上演していた『1998・待つ』。
(ニナガワ・スタジオのサイトの「ニナガワス・タジオの歴史」に、上演記録が掲載されています)
オムニバスで構成された個性的な作品の数々。
その時から、名前も知らず、なんとなく気になる俳優として記憶の片隅にありました。

それが誰なのか知ったのが、シアターコクーンで上演された『真情あふるる軽薄さ2001』。
参加型席、という席種があり、その観客がロビーに集められました。
同じ場所に、一人看板を背負った青年がおりました。
その人物を見て、あの彼だ、と。
主演に抜擢されていました。

以来、蜷川演出作品で大活躍。
特に印象的だったのは2004年に日生劇場で上演された『ロミオとジュリエット』、彼はマキューシオを演じていました。その眼差しを隠したサングラスをかけたマキューシオです。
観劇録はこちら「えびす組劇場見聞録 第18号」より)

ところで、前述の文章の上手さは、彼自身のブログに表れています。
文章を書くのが好きだという言葉どおり、あふれるような想いが伝わってきて、読むのが楽しくなる、その言葉から情景が見えてくる優しいブログです。
舞台の上の彼しか知らなかったので、読んでいると次の舞台での出会いが、ますます楽しみになりました。

高橋洋 公式ブログ「二塁手」

実は、えびす組劇場見聞録メンバーの間で、昔も今も高橋洋さんの話題がよく出てきます。
皆、それだけ注目しているのです。

さて、2月22日(金)に放送されるBS12のドラマ『カウンターのふたり』#17「アニバーサリー」に出演とのこと。
見逃せません。

真情あふるる軽薄さ2001 [DVD]真情あふるる軽薄さ2001 [DVD]
(2001/05/16)
鶴田真由、高橋洋 他

商品詳細を見る

蜷川幸雄×藤原竜也×鈴木杏 ロミオとジュリエット [DVD]蜷川幸雄×藤原竜也×鈴木杏 ロミオとジュリエット [DVD]
(2005/07/06)
演劇

商品詳細を見る