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Author:kangekinocafe
観劇の記録と紹介です。

えびす組劇場見聞録メンバーです。
しばらくblogはお休みしていましたが、【演劇、観劇のカフェ】blogからこちらに引っ越して来ました。
どうぞよろしく。

観劇のカフェ
出会った作品について語ります。関連書籍や音楽も、できる限りご紹介します。
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『Billy Elliot』in London
Victoria Palace Theatre夜2005年からロングランで上演されている作品です。
ロングラン作品と言えば、今も上演されているあるミュージカルのマチネ公演で期待を裏切られたことがありました。
長期間の上演での「ダレ」でしょうか?適材適所とは思えぬ配役が作品を損ねてしまったのです。

しかしこの『Billy Elliot』に関しては、そんなことは要らぬ心配でした。
少年が主役ということは、次々と新しい才能が登場することを意味します。
大人のキャストは、まるで彼らに触発されているように見えました。
それは『Matilda the musical』も同じこと。(観劇録はこちら
プログラムを見ると、(2014年2月)現在の出演者を含め36人ものBillyがいたことがわかります。
そして現在Billy Elliot役の4人のプロフィールを読むと、海外からロンドンの舞台を目指す者もいて、この作品がわずか十代前半の彼らの運命を変えてしまったことが伝わってきました。

Billy Elliot Mitchell Tobin写真私が観た回のBillyは、Mitchell Tobin
1月から加わった13歳の彼は、この舞台に出る前は、アメリカのツアー版『Billy Elliot』で同役を演じていたようです。
その彼がここロンドンでBilly Elliotを演じるために、家族と一緒にイギリスにやって来ました。(公式サイトのCAST プロフィールはこちら
体は小さいけれど、4人のBillyの中では一番年上の彼の覚悟と、周囲の期待を感じながら読みました。
そんな舞台では、大人のキャストの支え、そして牽引する力が、「今そこで起きている」緊張感を生み出しています。
Billy Elliot役は、バレエ未経験者が次第に上達して、ついには名門のバレエスクールに入学を許されるまでの実力を、その身をもって見せなくてはなりません。
その結末には、彼がプロのバレエダンサーになることが暗示されています。
難度の高い技を、正確に。
そしてエルトン・ジョン作曲のミュージカルナンバーまで歌うのです。

一生でほんの短い間をBilly Elliotとして真剣に舞台で 生きる、そんな才能ある少年たちの魂の込められた作品が色褪せることは無いでしょう。

ところで、かつてBilly Elliotを演じていた少年は、どんな道を歩んでいるのでしょう。
初演のオリジナルメンバーの中でも人気の高かったLiam Mowerが、映画『リトル・ダンサー』でBilly Elliotが将来踊るマシュー・ボーンの『SWAN LAKE』に1月から加わったとうニュースがありました。(記事はこちら

★そしてマシュー・ボーンの『SWAN LAKE』でのLiam MowerのCASTプロフィール

(Victoria Palace Theatreにて)

☆『Billy Elliot』ロンドン オリジナルキャスト版CD
Billy ElliotBilly Elliot
(2006/01/10)
Various



☆マシュー・ボーン振付、アドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ『SWAN LAKE』DVD
白鳥は映画『リトル・ダンサー』のエンディング同様にアダム・クーパーです。
チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」 [DVD]チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」 [DVD]
(2012/03/07)
アドヴェンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ



☆映画『リトル・ダンサー』DVD
リトル・ダンサー [DVD]リトル・ダンサー [DVD]
(2013/11/06)
ジェイミー・ベル、ジュリー・ウォルターズ 他



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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

旅先で観る最後の作品は・・・
滞在期間の短い日程で、何を観るのか決めるのかに一番頭を悩ませました。
せっかく来たのだからと観ておきたい作品があり過ぎて決められない。
それでも絞りに絞った最後の2作品が、『Billy Elliot』と『チャーリーとチョコレート工場』でした。

Matilda the musical』と『チャーリーとチョコレート工場』は、前述したように同じ作者の作品です。
舞台作品は演出家が違えば趣も異なりますが、関連付けて観てみたいという気持ちがありました。

一方『Billy Elliot』は、上演されてからずっとロンドンに来る度に、いつかは観たいと思っていました。
作品のあまりの人気に、例えば『オペラ座の怪人』や『レ・ミゼラブル』のように、また次回来た時にも上演していそうな気がして、ロンドンに来る予定が無くても安心して先延ばしにしてしまっていたのです。

少し話がそれますが、上演中の作品のプロモーション映像をYouTubeで観られることがあります。
日本でも、東宝作品など公式に流しているでしょう。
その他の関連映像もたくさんアップされているので、それを見ながら検討しました。
『チャーリーとチョコレート工場』の舞台は、なんて幻想的なのでしょう。
映画さながらのスペクタクル感が満載です。(こちがそのプロモーション映像、音楽も流れます。)

一方『Billy Elliot』は、映画『リトル・ダンサー』の舞台版です。(こちらの公式サイトにプロモーション映像があります。)
主人公の少年がバレエダンサーを目指す過程が描かれており、ダンスシーンも登場しています。
才能を見いだされる役なので、突出した技量も見どころとなっているのです。
そして心を打たれたのが、エルトン・ジョン作曲の音楽でした。
この日は昼にバーミンガムでバレエを観るのだから、夜はバレエに関する作品を、こう結論を出しました。

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☆ロンドン オリジナルキャスト版CD
Billy ElliotBilly Elliot
(2006/01/10)
Various



バレエ『Three of kind』 in Birimingham
ロンドンのロイヤルオペラハウスでは、オペラだけでなくバレエも上演中。
2月といえばシーズン真っ只中です。
今回はバレエをバーミンガムで観ることにしました。

バーミンガム•ロイヤルバレエ団の芸術監督であるデヴィッド•ヴィントレー氏は、新国立劇場バレエ団の芸術監督でもあります。
このバレエ団からゲストダンサーが招かれることも、また新国立のダンサーが向こうに加わることもあります。
新国立バレエファンとしてはバーミンガムロイヤルバレエ団は、イギリスへ行くとなるとかなり気になる存在でした。

イギリスの中央に位置するバーミンガムまで、ロンドンから特急で一時間半。
航空会社で有名なヴァージンアトランティック系列の鉄道会社が、特急を走らせています。
(鉄道会社の公式サイトはこちら


日帰りで観光も兼ねて計画を立て、早々に土曜日の昼公演を取って、キャストの発表を楽しみに待ちました。


このバレエ団には日本人キャストが数名在籍しています。
日本で観たことがあるのは、新国立にゲスト出演したこともある佐久間奈緒さん、そして昨シーズンまで新国立に在籍していた厚地康雄さん
キャストが発表されると、観劇の回に厚地さんの名前を見つけました。
なんだか自分の知り合いが出ているようで、嬉しい気持ちです。



バーミンガム•ニューストリート駅から徒歩5分のところにBirmingham Hippodrome劇場があります。
近代的な建物ですが、写真のように劇場内は張り出しのバルコニー席を備えたクラシカルな雰囲気です。
舞台の広さ、そして客席との距離は、新国立の中劇場といった感じでしょうか。
公演のタイトルは『Three of kind』。
短編3作品のオムニバス形式での上演です。(バレエ団公式サイトより、公演の詳細はこちら

一番目の作品は、『Card Game』。
ダンサーはトランプのカードに扮して、それぞれのカードの持つ力でコミュニケーションを取っています。
ダンスの良いところは、言葉を超えて物語が伝わること。
フルハウス、セブンブリッジなどなど、カード自らが動き、時には作戦の勝ち負けの心境を語るような表情も見せています。
そこにジョーカーが絡んでの一騒動。

ところが次の演目は、冒頭からセリフ仕立ての作品でした。その作品は『Slaughter on Tenth Avenue』。
衣装から、20世紀初頭のギャングが絡む物語であることが察せられます。
ギャング役らしいキャストの一人が、客席のボックス席に座りました。もうそれだけでワクワクしてきます。
一人、二人とギャングの抗争で命を落とすうちに、終盤、あのギャングがついに舞台で踊る男に拳銃の狙いをつけました。
どうやら男が今踊っている曲の終わりが、引き金を引く合図のよう。
それに気付いた男はエンディングを長引かせようと、オケピも巻き込み何度も何度も繰り返し躍り続けて大奮闘。
レトロでロマンチックな雰囲気に、そして動作の全てがダンスに通じる作品に、すっかり心を奪われてしまいました。

そして最後の演目は、これまた心憎い演出の『Elite Syncopations』。
バンドは舞台のセンター後方に、その前に複数の男女のペアが、舞台を取り囲むように立っています。そしてセットは•••無いどころか、舞台の構造をそのまま見せてくれています。
はるばるバーミンガムの初めての劇場に来て、バックステージツアーに参加したような、劇場を丸ごと知ったようで親近感がわきました。
ここでは次々とダンサーが各々の技量を披露していきます。
言葉を発しないものの顔の表情が豊かで、何を言いたいのか、わかるところも面白い作品です。

日本人ダンサーの厚地さん。
Card Game』で彼が扮したのはハートの6。ハートのカード同士のコンビネーションで、息の合ったダンスを見せてくれました。
長身の彼は、バーミンガムのキャストの中でも背が高く、ひときわ目を引きます。3番目の『Elite Syncopations』での彼の役割は「伊達男」、というところでしょうか。
ペアを組む彼女を狙う男性などものともせずに、その容姿からくる自信ゆえか、勝ち誇った顔をしていともたやすく彼女を奪いかえすのです。
大胆な演技と伸びやかなダンスの格好いいこと。
もっともっと色々な役を観てみたい、という期待は次の機会にとっておくことにしましょう。

さて、4月に新国立のオペラパレスで上演されるファスター』『カルミナ•ブラーナの2本立。
新国立バレエ団ダンサーの他に、ゲストダンサーが出演する日程もあります。
そのゲストは、2番目の作品『Slaughter on Tenth Avenue』で、ギャングに狙われる男を演じたTyrone Singleton
ファスター』では、バーミンガムでプリンシパルの彼が、新国立バレエ団プリンシパルの本島美和さんとペアを組みます。⇇発表された当初から、配役に変更がありました。
※最新の配役については新国立劇場のサイトで。

(Birmingham Hippodrome劇場にて)

♦Credits♦
『Card Game』
Music Igor Stravinsky
Choregraphy John Cranko
Libretto adapted by John Cranko
Designs Dorothee Zippel
Lighting Peter Teigen

『Slaughter on Tenth Avenue』
Music Richard Rodgers
Choreography George Balanchine
Design Kate Ford
Lighting Johnny Westall-Eyre

『Elite Syncopations』
Music Scott Joplin
Choreography Kenneth MacMillan
Design Ian Spurling
Lighting John B. Read


テーマ:バレエ - ジャンル:学問・文化・芸術

『Don Giovanni』in London
ロイヤルオペラハウス劇場内1イギリスのロイヤルオペラハウスの新しいプロダクションによる『Don Giovanni』。
舞台美術はEs Devlin(エス・デヴリン)。
彼女は3月に新国立で上演の、これもまた新しいプロダクションのオペラ『死の都』の舞台美術も手がけます。
新国立の「コラム&ブログ」に『死の都』記事が舞台写真とともに掲載されています。(『死の都』上演の舞台写真はこちら

そして新国立の会報誌「the Atre 3月号vol.208」で、音楽ライターの後藤菜穂子さんが彼女の経歴に触れています。
1996年にTPT(シアタープロジェクト・東京)で上演された演劇、『ピアノ』。
あの舞台美術を担当したのは、Es Devlinでした。
(詳細はこちらのTPTのサイトで。エスメラルダ・デヴリンと表記されています。)
当時TPTの芸術監督であったデヴィッド・ルヴォーが、彼女を招いたのだそうです。
手がけた時期も作品が違うので趣きが異なりますが、舞台空間を独自の視点で使うという点においては変わらない印象を受けました。それどころか、さらにスケールアップしています。
2012年のロンドン・オリンピック閉会式のデザインも彼女が担当しました。

さて、新国立で2012年に観た『ドン・ジョバンニ』。(新国立劇場の公式サイトはこちら
今回のロイヤルオペラハウスのタイトルロールは、偶然にも新国立の同役で評判の高かったMarius Kwiecien(マリウシュ・クヴィエチェン)。
キャストプロフィールの写真の通り、いかにも女性に騒がれそうな顔立ちに、すっきりとした歌声の彼が古典的な衣裳に身を包み、次々と女性たちに言い寄る様には説得力があります。

さて、ロイヤルオペラハウスの『ドン・ジョバンニ』。
こちらの公式サイトに、プロモーション映像舞台写真が掲載されています。)
映像も駆使し、まさに異空間で展開される作品を目と耳で、そこから想像力が掻き立てられていきました。

ロイヤルオペラハウスオケピ2さらに演奏も大変興味深く、指揮者自らが間奏でチェンバロを演奏します。
左の写真でオケピ中央に見えるのがチェンバロです。
近くで撮った写真はこちら

オケピチェンバロ

私がオペラに惹かれる理由の一つは、感性を刺激されるような楽しみを味わえること。
音楽に加えて視覚的な美しさを目の当たりにして、これだけの贅沢な舞台に、やはりオペラハウスは特別な場所であると作品への敬意の気持ちを表したくなります。
立ち振る舞いにも気を配って(ドレスアップしたり、ゆったりと過ごせるように時間に余裕を持ったり)、雰囲気までも作品と思って過ごすことを心がけたい場所なのです。

(ロイヤルオペラハウス main-stageにて)

マリウシュ・クヴィエチェンのソロアルバムCD。
スラヴ・オペラのヒーローたち (Slavic Heroes - Mariusz Kwiecien, Polish Radio Symphony Orchestra, Lukasz Borowicz) , From France]スラヴ・オペラのヒーローたち (Slavic Heroes - Mariusz Kwiecien, Polish Radio Symphony Orchestra, Lukasz Borowicz) , From France]
(2012/01/11)
マリウシュ・クヴィエチェン


テーマ:音楽 - ジャンル:学問・文化・芸術

『Matilda the musical』in London
201402matilda看板正面
ロンドンに到着早々、Cambridge theatre へと向かいます。


トニー賞も受賞し、今や人気のミュージカル作品『Matilda the musical』を観たのは、ちょうど2年前。
プレビュー公演からオリジナルキャストとして、主人公のマチルダの兄に、あのレミゼ25周年記念コンサートでガブローシュとして参加していたロバート•マッジが扮していたことが、観たいという想いに拍車をかけました。
事前に翻訳された原作を読み、映画も観て、なにしろ英語の上演ですから、初の作品を楽しむために出来るだけのことをして備えました。
(2012年の観劇録はこちら



下は開演前の劇場内の写真です。
今も、セットにあるパズルのような文字を、観客が単語を探して読んで楽しんでいる光景が見られました。

201402matilda劇場内全体201402matilda劇場内アップ

この作品の原作は、イギリスでもよく読まれている児童文学です。
作者は、映画『チャーリーとチョコレート工場 [DVD]』でも世界的に知られているロアルド・ダール

そしてロンドンでは『チャーリーとチョコレート工場』のミュージカルも上演中。
(ロンドン公演の公式サイトはこちら)

さて『Matilda the musical』の物語は、あまり教育に熱心でない両親の元、早くから字を読めたマチルダは、本をたくさん読んで賢く育ちます。
学校では並々ならぬ才能に気付いた担任の協力で、マチルダはその才能を超人的に伸ばしていくのです。
しかし、彼女の通う学校には、全校生徒が恐れる女の校長の存在が。
権力を振りかざす校長は、気に入らない子どもの髪を掴んで振り回し放り投げたり、耳を引っ張って伸ばしたり、ケーキをつまみ食いした生徒に皆の前で大きなケーキを一台食べさせたり、とにかく彼女の機嫌を損ねた時にしでかすことには度肝を抜かれます。

原作のエピソードどおりに見せてしまうところに、舞台ならではの作品の仕掛けもあり、すっかり作品の世界に入り込んでしまいます。
客席の通路を舞台の延長として、身近で子どもたちの爆発するパワーを歌と躍りで見せるのも魅力。
理解する大人に見守られて、子どもが自身の力で幸せを掴む物語に、観客は想いを寄せて観ているのかもしれません。
小学生くらいの年頃の観客が多いのはもちろんんこと、10代後半とみられる世代の男女のグループ、そして孫からおじいちゃん、おばあちゃんまで一族で観に来ています。
Matilda the musical』が、皆に愛される作品へと大きく成長しているのを見届けました。

(Cambridge theatreにて)

☆原作の翻訳本。
「マチルダは小さな大天才 (ロアルド・ダールコレクション 16)」
マチルダは小さな大天才 (ロアルド・ダールコレクション 16)マチルダは小さな大天才 (ロアルド・ダールコレクション 16)
(2005/10)
ロアルド ダール


☆こちらは英語版。
MatildaMatilda
(2007/08/16)
Roald Dahl


☆輸入版の映画DVD。
Matilda [DVD] [Import]Matilda [DVD] [Import]
(2004/06/21)
Danny DeVito、Rhea Perlman 他





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